春の思ひの     


    大正2年第二十三回紀念祭寮歌 
      歌:TAKECHAN


1、春の思ひのつかれより   醒めては丘の花早く
  ことしまた見る紅も    玉の欄干(おばしま)さむければ
  流離に涙しげくして    空銷魂の雲迷ふ
                                      
3、笛たくみなる若人よ    智惠のまどひに耳しひて
  丘の朧ろの白壁に     身をうち寄するなげきにも
  今日のいのちのあらそひの そのひと(ふし)を夢と吹け


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