見よ鞦韆に     


    大正4年第二十五回紀念祭寮歌 
      歌:TAKECHAN


1、見よ鞦韆(しうせん)に暮れなやむ   春校庭の朧より
  若き愁ひは湧き出でゝ   悲歌こそ迷へ一筋(ひとすぢ)

2、われ若ければ嘆きあり   友よと言へば玉杯に
  琥珀の酒はこぼれしが   牡丹の浮華は(われ)知らず
                                    
3、それ詠嘆の凝るときは   玲瓏八朶富士の雪
  慷慨の氣の相搏ちて    散れば萬朶の山櫻
   

    

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