わが行く方は

      明治42年第十九回紀念祭寮歌

1、 わが行く方は(うしほ)ぞ高き     紫瀾(しらん)みだるゝ(とほ)つ海
   われて碎けてとどろと響く   長鯨汐を吹くところ
   自治の帆(はら)み努力の櫓櫂(ろかい)    我が乗る船は進み行く

2、 今明けそむる(ひんがし)あかし    船舫(ふねもや)ひする岡の邊に
   漉t(みどりは)がくれ花散り迷ひ     旭日(あさひ)かぎろふ六つの城
   聞かずやこゝに男の子叫び   (おほ)いなる者籠りたり

 

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