若き愁ひに     


    昭和3年第三十七回紀念祭寮歌 
      歌:TAKECHAN


1、若き愁ひに踏み迷ふ     名も無き夢の(みち)すがら
  まどろみ寒くめさむれば   見よ丘のべもいつしかに
  永劫(とは)の命の韻律(しらべ)して     輪廻(りんね)の春に()え出でし

4、あゝ時こそは移り行け    何時(いつ)かまた見んさだめかな
  いのちあらそふ迷羊の    うら若き日の旅衣
  この世の(さち)にはなむけし   三年の春を忘れめや

5、(きよ)らに若き讃美(たたへ)もて     生命(いのち)搖籃(かご)をさ搖りけん
  三十七の花うたげ      かたみに涙つきせねど
  燃ゆる情火(おもひ)をうちあげて   わびしき春を語りなん


    

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