彌生の道に     


    昭和17年第五十二回紀念祭寮歌 
      歌:TAKECHAN


(序) 彌生の道に風寒く     公孫樹の枯葉(かれは)音もなく
   散りしくあたり(しぬ)びかの  春の跫音(あのと)よ近きかな」

    
(あめ)(くら)きにそそり立つ    (あらわ)の梢仰ぐとき
   あゝ三年(みつとせ)向陵(ふるさと)も     やがて去るべきわが身なり」
   季節(とき)の流れのいまさらに  迅き三年(みとせ)よ、わが城郭(しろ)
   こゝろ倚りゆく欄干(おばしま)に   ああ追憶(おもひで)の盡きぬかな」


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