瓔珞みがく         

   北海道帝國大學予科大正9年櫻星會歌

              歌:TAKECHAN    


 1、瓔珞みがく石狩の   源遠く訪ひくれば
   原始の森は闇くして  雪解の泉玉と湧く

 2、濱茄子紅き磯辺にも  鈴蘭薫る谷間にも
   愛奴の姿薄れゆく   蝦夷の昔を懐ふかな

 3、今円山の櫻花     歴史は旧りて四十年
   吾が学び舎の先人が  建てし功はいや栄ゆ

 4、その絢爛の花霞    憧憬集ふ四百の
   健兒が希望深ければ  北斗に強き黙示あり

 8、想を秘めし若人が   唇かたくほほゑみつ
   仰げば高く聳え立つ  羊蹄山に雪潔し