1、瓔珞みがく石狩の 源遠く訪ひくれば 原始の森は闇くして 雪解の泉玉と湧く 2、濱茄子紅き磯辺にも 鈴蘭薫る谷間にも 愛奴の姿薄れゆく 蝦夷の昔を懐ふかな 3、今円山の櫻花 歴史は旧りて四十年 吾が学び舎の先人が 建てし功はいや栄ゆ 4、その絢爛の花霞 憧憬集ふ四百の 健兒が希望深ければ 北斗に強き黙示あり 8、想を秘めし若人が 唇かたくほほゑみつ 仰げば高く聳え立つ 羊蹄山に雪潔し