カワセミ2 |
”渓流の飛ぶ宝石”と呼ばれ、翡翠のように優美で綺麗なカワセミ、その中でも、枝上から狙いを定めて、水中に飛び込んで一瞬のうちに小魚をくわえて水面に浮上する華麗な雄姿の虜となるカメラマンは多い。かくいう私も、その魅力にひかれ、何百回、何千回と挑戦してきた。しかし、私のような視力の衰えた老人には、その雄姿をファインダーに捕らえることすら極めて難しく、失敗の連続であった。このほど文明の利器たる照準器の力を借りて、やっと念願が叶い、不十分ながら、その雄姿を撮ることが出来た。 小魚をくわえたカワセミは、戦果を誇るかのように頸部の白い毛を、まるで敵機を撃ち落とし意気揚々と帰艦するゼロ戦パイロットの真白いマフラーのように靡かせていた。 写真は、平成27年2月2日、自宅近くの小川で、EOS7DM2にEF300mmF2.8 ISUレンズと1.5倍のエクステンダーを付けて撮影したものである。 |
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