誠思ひつ（出陣の歌）　　　　　

　　　　　　神戸商大予科昭和18年寮歌　　　　　　
　　　　　　　　　歌：TAKECHAN　

　１、誠思(まことおも)ひつ此の丘(おか)に　　　　健児幾百杖止(つえと)めて
　　　唯一向(ただひたすら)に研鑽(けんさん)の　　　　　齢重(よわいかさ)ぬる旅衣(たびごろも)

　２、さあれ男子(おのこ)の胸中(むなうち)に　　　　燃ゆる生命(いのち)のやみがたく
　　　思誠の子らは今起ちて　　　 護国の任(にん)に向(むこ)ふなり

　３、い向(むこ)ふ極(きわ)み千万(ちよろず)の　　　　 軍(いくさ)なりとも討つべしと
　　　眉秀(まゆひい)でたる若き子は　　　　高羽(たかは)が丘(おか)ゆ出づるなり

　４、故郷(ふるさと)遠み南海(なんかい)に　　　　　 白銀狂(はくぎんくる)ふ北溟(ほくめい)に
　　　若き生命(いのち)はすすむなり　　　 あゝ征(ゆ)かんかな秋到(ときいた)る

＊この寮歌のメロディーは、山形高等學校大正11年寮歌「寮に別るる日にーひかり北地に」
とよく似ていると思うが、如何。