1、麦生の床に百鳥の 声は平和をなのれども
ベルダンの野に夏草や 強者どもの夢の跡
血にコクリコの花咲けば 文化のほこり今いづこ
2、問ふや吾が友うら若く 今はた人は人を食み
かたみうにうばふ国と国 男子四方の志
此の妖氛を掃はんに 若くものなしと知るや君
3、浪速の浦の揖枕 三年の友よいざさらば
彼の天日を指して ともに盟はん世を照らす
光亜細亜の東より 友よ我等ぞ光よと
4、吾ほゝゑみて歌ふとき 友眉あげてうなづきぬ
さらばと友の舞ふにつれ 我が歌声は朗かに
光亜細亜の東より 友よ我等ぞ光よと