BGMは、一高紀念祭寮歌「若紫に」

玉敷神社の藤
玉敷神社の藤

 玉敷神社(埼玉県加須市)の藤は、樹齢400年と推定されている。特別天然記念物の「牛島の藤」に比べれば、若いだけに樹勢は旺盛で枝張りも広く花房も密である。ノダフジの一種といわれ、花房は1メートルを超える。
  記憶が正しければ、前に訪ねた時には天然記念物の紫色の藤のほかに、見ごたえのある白色の藤があった。決して広くない敷地内をあちこち探してみると、確かに池畔に花見客も見過ごすような小さな白の藤棚があった。淋しそうに花影を水面に落とし、風に揺れていた。これがあの白藤であったか、自信はない。人の記憶とは頼りないものである。現在、大棚で見る藤は、「玉敷神社の大藤」のほかに、二面の藤棚があるが、大きい方が紫の藤、小さい方がピンク系の藤である(家に帰り昔の花の案内書を調べたら、確かに「玉敷神社には紫と白の藤がある」と書いてあった。小生、幸いにして、まだアルツハイマーではないらしい。少々、年をとっただけだ)。   (平成13年5月6日記)



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