1、野分の丘に訪れて 銀杏の梢染むるとき 清き境に九百の 異郷の想ひ如何ならむ 2、されど今宵は祭の夜 蝦夷よ熊襲よ円居せん 美酒汲みていざやいざ 歌ひ明かさん秋の夜を 3、はや月影もうつろひて 秋暁の霧深く 瞳の澄める彼の子等の 祭の後の夢静か