野分の丘に         

      新制東京大学昭和27年第3回駒場祭寮歌

           歌:TAKECHAN
  

 1、野分の丘に訪れて
   銀杏の梢染むるとき
   清き境に九百の
   異郷の想ひ如何ならむ

 2、されど今宵は祭の夜
   蝦夷よ熊襲よ円居せん
   美酒汲みていざやいざ
   歌ひ明かさん秋の夜を

 3、はや月影もうつろひて
   秋暁の霧深く
   瞳の澄める彼の子等の
   祭の後の夢静か