1、うららかに陽炎もえて 櫻花咲き乱れたる
憬れのこの丘の上に 今ぞわれ登り来りぬ
三つの寮傳統の自治と 自由もて我を迎へぬ
2、黒き雲大地覆ひて 降りつづく邪悪の雨
濁りたる海に漂ふ この国に正義呼ばはん
人の世の平和を護り 新しき世界築かん
5、一年ははや過ぎ去りて 廻り来ぬ丘辺の春は
若やかに銀杏は芽ぐみ 香はしく花開けども
慕ひたる兄の去り行く 悲しみは運命なりしか
結 二年の想いは盡きず 星の下ひとり歩めば
東の空は白みて 新しき日は近づけり
朝霧の中にそびゆる 三つの寮わが故郷よ
いざさらばわが故郷よ